■それは愛。■

*無能レポートを読んでからお越しくださると、わかりやすいかもしれません*

 ワタシのロマサガ3におけるお気に入りはハリードだ。
 もはや、その一語に尽きるかもしれない。そうかも。そうに違いない。それが全てだ。……話が終わっちゃったな。いやいや、何故お気に入りなのか、ということだ。
 まず、一番最初にプレイした時に彼を主人公にした理由、それは「元王族」という単語と「33歳」という年齢に魅かれてしまったせいだ(鬼畜)。やがて、やってないイベントやらを消化する為に攻略本を買って、何度かプレイした。その度にハリードを選ぶ。
 ハリードを選ぶということのメリットは、
1.諸王の都イベントがある(ハリードのみ)
2.初期パラメータが高いので、序盤で使い易い
以上の二点のみである。では、デメリットはどうか。
1.使用武器が限定される(剣以外を使っても殆ど技を閃かない)
2.器用さの数値が低く、技を閃くスピードが遅い
3.神王の塔イベントで、10000オーラム払わされる
 デメリット1については、「全員フルーレ使いにしよう」とか考えない限りはどうでもいいことである。デメリット3は、諦めるより仕様が無い。どうせ神王の塔イベントをするころには金は有り余っている事だし。
 では、今回のレポートの主題、技を閃くスピードについて。実は多少技を閃いてくれなくても、ハリードの場合有り余る腕力でカバーできるのだ。今回は宿星と得意武器を変えてしまった所為で腕力の数値が下がってしまったが。では何故、ここまでハリードの無能さを強調してきたか。それは、
「馬鹿な子ほど可愛い」
ということだ(爆)。身も蓋も無い云い方だな(苦笑)。8ページも費やして云いたかったこと、それはハリードの無能さ。しかし、それは愛すべき事象だ、と云いたい。卓越した腕力を誇る彼だが、実は不器用である。そう云うところを可愛いと感じる女性は多い。ような気がする。「190cm、82kgのおっさんの何が可愛いか」とおっしゃる方も多いだろうが、これは、「崩しの妙」と云うヤツなのである。
 王朝の再興を誓い、生き別れになった愛する人(姫とは云わないあたりで妄想に走っている)との再会を夢見て流離う孤高の剣士。
 う〜ん、なんて字面のいい設定だ。いかにもワタシ好み。やさぐれた感じがこれまたソソる。と云うか、ワタシはヤサグレ男に弱いのだ(笑)。大きな挫折を経験していて、それでもなお希望を捨てない。他人は信じないが、唯一の人にだけは笑顔を見せる。あぁぁ、なんか某小説の登場人物とカブってるな。そういう風に書いてるんだけど(笑)。
 で、そんな人の、ちょっと抜けたところとかが、えもいわれぬ魅力になるわけだ。抜けっぱなしではいけない。落差があるからこそ魅力たり得るのだから。云うなれば、「普段きっちりスーツを着ている男性が、少しネクタイを緩めたところ」が、艶っぽいと感じるのと同じ。あるいは、「常には禁欲的な男が○○○の上だと、この上なく○○な○○を投げ掛ける」、そのギャップに○○○○○(笑)。解かる人だけ笑いましょう。うひひひ。
 あぁぁ、書けば書くほど変態になっていってしまう。元から変態だという意見は受け付けません。これ以上鬼畜だと誰も読んでくれなさそうだからそろそろ終わろう。

 つまり、ワタシはロマサガ3をやりながらニヤついているのだ(やっぱり鬼畜)。

それは愛。・了 09/February/2000

Tips

諸王の都イベント:カムシーン・真打以外にこれといったアイテムは無いが、ドラゴンルーラー・黒と戦えるのが魅力。「自分は真のカムシーンを持つに相応しくない」と感じるならば戦う必要は無い。

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