l’Arc　de　Triompheとは、仏語で凱旋門のことである。全ての競馬ファンにとっての憧れである。
てなわけで、現在開催されているＧ�T戦に触発されて、「ウィニングポストＥＸ（セガサターン・９５年）」を取り出してみた訳である。ゲームとしてはプレステ版ダビスタの方が遊び易くて面白かったのだが、敢えてウイポにした理由はいつつ。

１．凱旋門賞を制したかったから。
２．配合理論を考えるのが面倒だったから。
３．手っ取り早く進むから。（ウイポは最初の資金が一億円ある。そのぶん早い）
４．「お嬢さん」と呼んで欲しかったから。
５．最早まともに動くのが普賢（我が家のＳＳの名前）だけだから。

さて、今回の私の名前は「有馬秋華」である。蓮井朱夏とは何の関係も無い。子供の名前を考えていて、「男だったら有馬、女だったら秋華ってのはどうだ」と云う姉の発言に基づいている。どうだと云われてもなぁ。ともかく、若い女性と云う設定で、「秋華お嬢さん」と呼ばせる事にする。冠名は「マグマ」だ。設定をしてる時にＢＧＭが「マグマ」（／稲葉　浩志）だったから、ただそれだけ。
プレイ開始時に秘書の桜子さんが馬を二頭プレゼントしてくれるのだが、どうにも豪華プレゼントである。サンデーサイレンス産駒をポンと人にあげてしまえるくらいリッチなのに、なんで秘書なんてやってるんだろうね、桜子さん。その上、登場人物中唯一の実写画像なのは何故なんだ、桜子さん。不自然すぎて笑っちゃいます。疑問を残しつつ、父・サンデーサイレンス、母父・トウショウルチェーと云う四歳牡馬と、父・ヤエノムテキ、母父・ビットカーンと云う三歳牝馬を貰う。
ところで、現実世界でもサンデーサイレンス産駒って人気だよね。スポーツ新聞見てたら、大抵１レースに１頭はサンデー産駒がいる。強い種牡馬に人気が集中するのはわかるんだが、一辺倒になるのもどうかと思う。いいじゃん、マイナーな内国産馬でもさ。云うなれば、ダビスタにおけるムーンライトパレス(笑)　とかなんとか云いながら、私が一番好きな種牡馬はダンシングブレーブなんだけど(笑)
初めて「ウイポ２（ＳＦ版）」をやった時に、父・ダンシングブレーブ、母父・ブレベストローマンって仔が、クラシック三冠（皐月賞・東京優駿（ダービー）・菊花賞）、翌年には宝塚記念・天皇賞・ジャパンカップ・有馬記念を制し、更に翌年、凱旋門賞を制した。べらぼうに強くて思い出深い、その仔の父。なので、ダンシングブレーブと云う名前は現実世界でも贔屓目に見てしまうんですわ。
それはさておき、サンデー産駒の「マグマアマデウス」（自動にしたらこの名前がついたんですよ、本当に）は、トントントン、と条件戦をクリアし、クラシックに出場するも、制するには至らず。五歳で宝塚記念に選ばれたり、その後もＧ�Tには出るものの、主な勝ち鞍はセントライト記念のみ(涙)
一方、ヤエノムテキ産駒の「マグマビクトリー」（これも自動）……。１２戦して未勝利……(汗)　晩成ってこともあるしな、と思って最後まで走らせたけれども、なんともはや……。負けるたびに騎手が云う、「本番には期待できますよ」　こらこらこらこら。毎回本番だっつーの。条件戦に勝てない事には、貴様の云う『本番』にも出られんのじゃよう(涙)
マグマビクトリー、生涯成績２５戦０勝、総賞金１２４９万円……(涙)

凱旋門への道は遠い……。

l’Arc　de　Triomphe・了　27/November/2000